2022-01-01から1年間の記事一覧
昨年の終戦記念日(8月15日)に、グレゴリオ聖歌の「神の小羊」(主日のミサより)をオルガン用にアレンジした作品を You Tube にアップしました。 このアレンジの楽譜を出版いたしましたので、おこがましくも宣伝させていただきます (^^ゞ 「神の小羊」とい…
ここ数週間、個人的に大変な時期でしたので、ブログの更新ができませんでした。 またぼちぼち続けていこうと思います。 今回は、ジュゼッペ・ゲラルデスキの「聖体拝領後のために ニ長調」の動画をアップしました。 楽しい曲に作られていますが、イエス・キ…
冷めた目で見たら「とても感謝できるような状況ではない」というような時に、思いがけない主の祝福を発見することがあります。 おそらく信仰者たちは皆そういう経験をしながら、主に感謝するという歩みをしてきたのではないかと思います。 このブログの第1回…
個人的に多忙だったため、前回の投稿から二週間あいてしまいました。 パッヘルベルの「目覚めよ、わが心よ」による変奏曲の、第四変奏をアップしました。 それまでの変奏と比べて声部数が二声に減らされたことにより、細かに移り変わっていくリズムが引き立…
パッヘルベルの「目覚めよ、わが心よ」による変奏曲の、第三変奏をアップしました。 流れるようなバスが、コラールの旋律を支えるかたちで書かれています。 このバスの流れる感じを出したくて、4フィート(オクターブ高い音が出る)のストップで弾きました。…
イタリア・バロックのオルガン音楽の大家、ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643)の「トッカータ第4番(トッカータ集第2巻より)」を弾きました。 「聖体奉挙のために」と副題のついているこの曲は、イエス・キリストの十字架の場面を音で表現した、内…
「すると、イエスが行く手に立っていて、『おはよう』と言われたので、女たちは近寄り、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。」 (マタイによる福音書28章9節;日本聖書協会『聖書協会共同訳聖書』) 聖書に書かれているイエス・キリストの復活の記事は、…
最近、あらためてイエス・キリストの十字架と復活の個所を読みました。 ヨハネによる福音書では、イエスが十字架で「成し遂げられた」と言われてから息を引き取られた、と書かれています。 今さらながら「成し遂げられた」という言葉であったのだ、と気づき…
復活祭(イースター)おめでとうございます。 主の復活を祝う気持ちを表現したいと思い、イタリア18世紀の作曲家ジュゼッペ・ゲラルデスキの「奉献奏 変ロ長調」をアップしました。 「あの方は、ここにはおられない。復活なさったのだ。」 (ルカによる福音…
今日は、受難日。 イエス・キリストの十字架を覚える日です。 パッヘルベルの「罪なき神の小羊」 ”O Lamm Gottes unschuldig” をアップいたします。 もととなった賛美歌(コラール)のはじめの旋律をフーガの形式で展開する前半部分と、コラールの旋律を一行…
先日の日曜日は「棕櫚(しゅろ)の主日」でした。 イエス・キリストが十字架の直前にエルサレムに来られたことを記念する日で、人々がなつめやしの枝を切って来て道に敷いてイエスをお迎えしました。 この「なつめやし」が古い訳では「しゅろ」となっていた…
「あなたが祈るときは、奥の部屋に入って戸を閉め、隠れた所におられるあなたの父(神)に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。」 (マタイによる福音書6章6節;日本聖書協会『聖書協会共同訳聖書』) 祈りとい…
レント(四旬節)の歩みも後半になりました。 「十字架を覚えて過ごす」ということを意識すると、かえって普段はいかに十字架や主イエスのことを想わずに過ごしているか、ということに気付かされます。 十字架につくほどに私たちを愛されたイエスという方、…
イエス・キリストが十字架につく前夜に語られた言葉が、聖書にいくつか書かれています。 その中に次のようなものがあります: 「父よ、あなたが私の内におられ、私があなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らも私たちの内にいるように…
3月2日から、教会では「レント(四旬節)」という期間に入っています。 レントとは、「イースター(復活祭)前の、日曜日を除く40日間」のことです。 この期間の終わりに、イエス・キリストの十字架を記念する受難日(聖金曜日などとも呼びます)があり、十…
二週間前に投稿しました、パッヘルベルの「目覚めよ、わが心よ」による変奏曲の、第一変奏をご紹介します。 この作品のもとになった賛美歌が、「私に良きことをしてくださり、私を守ってくださる神を賛美します」という内容の歌詞であるということを二週間前…
「それゆえ、癒やされるように、互いに罪を告白し、互いのために祈りなさい。正しい人の執り成しは、大いに力があり、効果があります。」(ヤコブの手紙5章16節) この「正しい人」とは、正義を貫く人とか人格者とかではなくて、神との関係の正しい人、すな…
パッヘルベルのコラール変奏曲を弾きました。 彼は、ドイツのルター派教会の賛美歌「コラール」に基づいたオルガン作品をたくさん作りました。 今回弾きましたのは「目覚めよ、わが心よ」という賛美歌による変奏曲のテーマの部分です(これから何回かに分け…
キリスト教会では、ご存じのように聖書という書物を読みます。 クリスチャンは、「キリスト信仰の中心に聖書がある」という意識を持っていて、毎日少しずつ聖書を読むという人が多いです。 聖書には、いろいろなことが書かれています。 旧約聖書には、イスラ…
クリスマスから一か月半たち、主イエスの十字架を覚える受難日の二か月前というこの時期、 イエスがこの地上を歩まれたお姿を想い起こします。 神であられる方が私たちと同じような人間となられたというのはとても不思議なことでもあり、 私たち人間の間で共…
新しい年が始まったと思ったら、もう一か月が過ぎてしまいました。 私たちの教会では、毎年一月末に総会をするのですが、そのたびに「昨年一年間、主が守り導いてくださった」ということを実感します。 そういう時、一見堅苦しく思える旧約聖書申命記の中に…
今日は前回に引き続き、ジローラモ・フレスコバルディ(イタリア;1583-1643)の『聖母のミサ』から、「クリステ〔エレイソン〕(キリストよ、あわれみたまえ)」をご紹介します。 この作品は、グレゴリオ聖歌の旋律をもとに作られており、聖歌の旋律やそれ…
ここ数日、教会やほかのところでやることが多く、またまたブログの更新が滞っていました。 久しぶりに投稿します。 今日は、ジローラモ・フレスコバルディ(イタリア;1583-1643)のオルガン・ミサ曲集『音楽の花束』から、『聖母のミサ』冒頭のトッカータを…
おそらくどの宗教でも、「信仰」とか「信心」とかいった言葉を使うのではないかと思います。 キリスト教の聖書にも、もちろん「信仰」という言葉が出て来ます。 「信仰」と言われると、「がんばって修行したり、良い行いをしたりして、徳を積む」といったイ…
新年、いろいろなことがあってブログの更新がなかなかできず、今回が今年初となります。 というわけで、遅ればせながら明けましておめでとうございます。 新年最初の動画は、キリストをストレートに賛美した曲から始めたいと思います。 「小羊をば」という賛…