Pastore-Organista’s diary

リードオルガンと聖書のお話のブログです。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

たまにはドイツの作品も (^^ゞ

ヨハン・パッヘルベルは、バロック時代にドイツの南部~中部で活躍した作曲家・オルガニストです。 現代では「パッヘルベルのカノン」の作曲者として非常に有名ですが、オルガン曲はそこまで有名ではないように思います。 しかし、「カノン」はもちろん名作…

これがモデルです~不協和と掛留

前回、「イタリア・バロックの作品に倣って、賛美歌を『不協和と掛留』を多用した作品に編曲しました」と書きましたが、実際にモデルにした作品とはどのようなものだったのか。 その一つの例をご紹介します。 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643)の『…

不協和と掛留

「罪=神との関係の破壊」という重い話を何回か書きましたが、もとはと言えば人間の側に原因があった「罪」ということについて、神の御子であるイエス・キリストが十字架という犠牲を払って、その解決を図ろうとしてくださったのは、驚くべきことだと言えま…

今回は楽しい曲で \(^o^)/

前回は「悲しみ」を感じさせる曲でしたので、今回は楽しい曲にしたいと思います。 イタリアの作曲家ガエターノ・ヴァレリ(1760-1822)の作曲したオルガン曲「ソナタ第5番」を弾きました。 シンプルな和声と親しみやすいメロディで、年代的にも近いピアノの…

正攻法では行きません・・・

前回書きましたエデンの園でのアダムとエバの生活、残念ながらそれは長くは続きませんでした。 神と彼らが交わした約束-「善悪の知識の木からは、実を取って食べることをしない」という約束を、彼らは破ってしまいました。 その結果、彼らはエデンの園を追…

彡 風のようにさわやかな音楽

聖書は、「全世界を造り、人間を造ったのは主なる神である」という記述から始まります。 主なる神は、ご自分が造った最初の人間-アダムとエバを、「エデンの園」というところに住まわせました。 そこは、いろいろな木が生えていて、木になる実を好きなだけ…

今回はいつも以上に地味です・・・

前回に引き続き、18世紀イタリアの作曲家(氏名不詳)の「メッサ・デル・ドッピオ」から、「キリエ(あわれみの賛歌)」です。 その中の「キリストよあわれみたまえ」という歌詞を3回歌う部分について、「アルテルナティム様式」(無伴奏のグレゴリオ聖歌と…

「感じ悪(-“-)」って思いますか?

18世紀イタリアの作曲家(なんと名前が分かっていません)の作ったオルガン・ミサ曲「メッサ・デル・ドッピオ」から、「キリエ(あわれみの賛歌)」の最初の部分を演奏しました。 「あわれみの賛歌」は、「主よあわれみたまえ」という歌詞を3回、「キリスト…