Pastore-Organista’s diary

リードオルガンと聖書のお話のブログです。

今回はいつも以上に地味です・・・

前回に引き続き、18世紀イタリアの作曲家(氏名不詳)の「メッサ・デル・ドッピオ」から、「キリエ(あわれみの賛歌)」です。

その中の「キリストよあわれみたまえ」という歌詞を3回歌う部分について、「アルテルナティム様式」(無伴奏グレゴリオ聖歌とオルガンを交互に奏するもの)で弾きました。

歌-オルガン-歌の3節分で、歌の部分はやはりオルガンの単旋律で弾いています。

今回は単旋律が2節分、オルガンでハーモニーを伴って弾くのが1節分だけですので、前回にまして地味だと思います・・・。

 

演奏が地味な分、いつも紹介している聖書の言葉は、激しいものを。

 

「私の心は激しく揺さぶられ、憐れみで胸が熱くなる。」(旧約聖書ホセア書11章8節)

 

この「私」というのは、主なる神(聖書の神)のことです。

神を裏切り、神に背き、神を悲しませるようなことばかりしている人たちに、神は激しいあわれみを注ぎ続ける、という言葉です。

このような熱い愛をお持ちの神にあわれみを求める祈り、それがこの「あわれみの賛歌」なのです。

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