Pastore-Organista’s diary

リードオルガンと聖書のお話のブログです。

クリスマスおめでとうございます

クリスマス、おめでとうございます。

昨日はどのようなクリスマスイブを過ごされたでしょうか。

私たちの教会でも、クリスマスイブ・キャンドル礼拝をささげました。

 

ところで、「今年の漢字」は「金」だったそうですね。

この字が選ばれた一番の理由は、オリンピック・パラリンピックで日本人選手がたくさんの金メダルを受賞したから、ということだそうです。

メダルに限らず、自分がしたことが評価されるのは嬉しいことだと思います。

その一方で、評価を受けられなかった人、という方もいらっしゃるわけです。

それはもちろん、スポーツの分野だけに限りません。

「なんか自分って評価されてないな」と感じる方は多いのではないでしょうか。

そういう場合、「自分の価値とは何だろうか」と考え、「自分なんて、価値のない人間かもしれない」と思ってしまうことすらあるでしょう。

 

しかし、聖書ははっきりと「あなたには大きな価値がある、尊い存在なのだ」と語ります。

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ書43章4節;新改訳2017)

この言葉は、神が私たち人間に向って語っている言葉です(「わたし」とは神のことです)。

「愛する」という言葉の意味は、「相手を大切な存在だと思う」ということ。

つまり、神の目には、私たち一人一人は価値のある、大切な存在なのだということが分かります。

 

そして、そのような「高価で尊い」私たち人間を救うために、神が独り子イエス・キリストをこの世界に生まれさせたのが降誕という出来事です。

ですから、降誕は神の私たちへの愛の表れであり、毎年降誕を祝うのはそういう理由からなのです。

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。御子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネによる福音書3章16節;聖書協会共同訳)

 

今日ご紹介する曲は、前回と同じく「パストラーレ」という曲種の作品、ルイジ・ゲラルデスキ(1791-1871)のオルガン曲です。

時代的にロマン派に入っている年代の人ですので、ロマンティックなハーモニーや旋律が特徴です。

☆動画はキャンドル礼拝のものではなく、数日前にあらかじめ撮っておいたものです (^^ゞ

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