エサイって何?! イザヤって?!
私たちの教会では、教会堂での礼拝に加え、月に2回、水曜日に別の場所を借りて礼拝をささげています。
ところが、月2回ですので、クリスマスまでに3回しか集まる機会がない・・・ということで、ちょっと気が早いですが、アドベントの賛美歌を弾きました。
「エサイの根より」という賛美歌です。
「エサイ(エッサイ)」というのは人の名前で、旧約聖書の登場人物の中でももっとも有名なダビデという人のお父さんです。
このダビデの家系に、イエス・キリストがお生まれになりました。
この賛美歌の歌詞は「エサイの根より生い出でたる」という言葉で始まるのですが、これはすなわち「エッサイの家系に生まれた」ということを表しているのです。
さらに2節の歌詞は「イザヤの告げし救い主は」で始まりますが、「イザヤ」というのも人の名前です。
神の言葉を受け取って人々に語る「預言者」という働きをしていたイザヤは、「エッサイの子孫に、主の霊に満たされた人が生まれる」と書き残していますが、その通りにエッサイの子孫ダビデの家系に、イエス・キリストがお生まれになった、ということなんです。
イザヤがこの言葉を書いたのは、キリスト降誕のおよそ700年前。
神は「人々を救う」という計画をはるか昔から立てておられ、それをその通り実行されました。
それは、何とかして私たちを救おうとする、神の大きな愛の表れなのです。
イザヤ書11章1~2節
エッサイの株から一つの芽が萌え出で
その根から若枝が育ち
その上に主の霊がとどまる。
☆この賛美歌は、日本の賛美曲集では以下のように収録されています:
讃美歌96番、讃美歌21-248番、聖歌149番、新聖歌69番、教会福音讃美歌63番