Pastore-Organista’s diary

リードオルガンと聖書のお話のブログです。

主のみ聖なり

今回は「栄光の賛歌(Gloria)」(作曲者不詳;18世紀イタリア)の7曲目、本来「主のみ聖なり」という歌詞が歌われる部分に該当するオルガン曲です。

 

ここの歌詞は「主のみ聖なり、主のみ王なり、主のみいと高し、イエス・キリストよ」と続いていきます。

「キリストが神である」と信じている教会で「主のみ聖なり」と語られるのは当然と言えば当然ですが、驚くべきことに、この「聖なる」方であるキリストに似た者となっていくという約束が、信仰生活を送る人々に与えられているのです。

それほどまでに、キリストが与えてくださる救いというものは大きいのです。

 

「私たちは皆、顔の覆いを除かれて、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へと、主と同じかたちに変えられていきます。これは主の霊の働きによるのです。」(コリントの信徒への手紙第二 3章18節)

 

この曲には、パイプオルガンの ”Flauto” という音色で弾くように、という指示が付けられています。

リードオルガンで弾く場合、必ずしもそれをまねる必要はないとは思いますが、それでもなるべく近いイメージの音色を使ってみました。

楽譜の一オクターブ上の音が出るストップで、高音域のメロディは少し聴き取りづらいですが、可愛らしい雰囲気は出ているように思います。

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