復活の朝の静けさ
「すると、イエスが行く手に立っていて、『おはよう』と言われたので、女たちは近寄り、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。」
(マタイによる福音書28章9節;日本聖書協会『聖書協会共同訳聖書』)
聖書に書かれているイエス・キリストの復活の記事は、とても静かです。
天使の大合唱もありませんし、輝かしいラッパの音もありません。
大きな音がしたとすれば、天使が降りて来て地震が起きた、と書かれていることのみ。
圧倒的な光景で有無を言わさずに信じさせるのではなくて、自分の目でしっかりと復活の事実を見るように、と促されているような気がします。
今年の復活節に、もう一回復活の賛美歌をアップしようと思い、『喜び祝え、わが心よ』を弾きました。
まずは復活という言葉から連想されるように力強い感じで二節弾き、その後賛美歌のモチーフを使った静かな黙想曲を続けて、復活の朝の静けさを表現してみました。
☆この賛美歌は、日本の賛美曲集では以下のように収録されています:
讃美歌153番、讃美歌21-323番、新聖歌125番、教会福音讃美歌147番 他