Pastore-Organista’s diary

リードオルガンと聖書のお話のブログです。

ドイツのコラールを一曲

昨日は宗教改革記念日でした。

だからというわけでもないですが、ドイツのコラール(ルーテル教会の賛美歌)を一曲ご紹介します。

 

「愛するイエス」”Herzliebster Jesu” は、「私たちの罪(神に背くこと)を赦すために、イエス・キリストが十字架についてくださった」ということを歌った賛美歌です。

本来、神に背を向けた私たちが神から見捨てられて死ななければならなかったのに、私たちの身代わりにキリストがそれを引き受けてくださったことを、うろたえ、わななき、慟哭するように歌う、感動的な作品です。

 

この曲を聴くと、次のような聖書の言葉を思い出します:

「この方は罪を犯さず/その口には偽りがなかった。」・・・そして自ら、私たちの罪を十字架の上で、その身に負ってくださいました。私たちが罪に死に、義に生きるためです。この方の打ち傷によって、あなたがたは癒やされたのです。(ペトロの手紙第一2章22、24節)

 

日本の賛美歌集には長調の曲が多いですが、ドイツのコラールには短調の曲が結構たくさんあるように思います。

短調であるこの曲はもちろん暗い響きがしますが、どこか決然とした雰囲気があるのは、ドイツ人の気質によるものでしょうか。

 

☆この曲は、日本の賛美歌集には、讃美歌21-313番、教会福音讃美歌117番等として収められています。

 

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